日本語講座推薦図書100冊ブログ開設について

 「文学部の学生なのだから、たくさん本を読んで欲しい」「どのようにすれば、学生が本を読んでくれるか」「読書の楽しさを知って欲しい」「日本語力の向上のためにも読書をたくさんして欲しい」こんな思いから検討を重ねた結果、読書の習慣をつけるためなのだから「分野、また日本語、タイ語、英語などの言語にかかわらず、大学生に卒業までに読んでほしい本を何冊か選び、図書館に特別な棚を作り、そのコーナーに並べよう」ということになりました。しかし、いざ選出の段階になり、大学の図書館を調べてみると、文学部の図書館にある本には限りがあり、推薦したい本があまりみつかりませんでした ・・・・・続きを読む
                                 <文責:池谷清美>

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6/29/2008

日本語講座推薦図書100冊

 最近は『$$ に読んで欲しい推薦図書100冊』とか「00大学/xx高校教員が推薦する図書」などいろいろなところで推薦図書100冊が出てしまっているので、またかと思われる方も多いかもしれません。

 この推薦図書100冊の出発は、日本の教育でも問題になっている『学生が本を読まない』ということと関係しています。しかし、厳密に言えばタイでは日本で言われているような「読書離れ」というより、もともと読書の習慣が根付いていないということが問題でした。もちろん、中には読書好きな学生もいますが、多くは本を読むのは、自分の楽しみではなく、学校の勉強に必要だから読んでいるという学生たちです。

 「文学部の学生なのだから、たくさん本を読んで欲しい」「どのようにすれば、学生が本を読んでくれるか」「読書の楽しさを知って欲しい」「日本語力の向上のためにも読書をたくさんして欲しい」こんな思いから検討を重ねた結果、読書の習慣をつけるためなのだから「分野、また日本語、タイ語、英語などの言語にかかわらず、大学生に卒業までに読んでほしい本を何冊か選び、図書館に特別な棚を作り、そのコーナーに並べよう」ということになりました。しかし、いざ選出の段階になり、大学の図書館を調べてみると、文学部の図書館にある本には限りがあり、推薦したい本があまりみつかりませんでした。

 しかし、運良くトヨタ基金の援助のお陰で、新しく本をそろえることが出来る状態になりました。それから、本を選びだしたわけですが、基準としては以下のとおりです。

  ●各教員からの推薦してもらう。
  ●選択基準は教員それぞれの判断にもとづくもので、分野は定めない。
  ●タイ語、日本語、英語は問わない
  ●1から100冊までの順番に意味はない。
  ●学年も難易度ではなく、推薦者が読んでほしい学年。

 リスト作成の基準があいまいであった為、読書の習慣をつけるためのきっかけになる本という基準で選んだ教員もいれば、文学部の学生だからこのぐらいは読んでい欲しいと考えて選んだ教員もいるので、かなり広範囲にわたるものになったと思いますが、このリストのどこから始めても構いません。大学に購入してあるものですから、今すぐ、読み始めてみてください。
                                 <文責:池谷清美>

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